認可外保育園にも空きがないとき:東京都のベビーシッター利用支援
認可保育園に入れず、近くの認可外保育園にも空きがない。そんなときの選択肢のひとつが、 東京都のベビーシッター利用支援事業です。認可保育園に入れるまでのあいだ、 都が認定したベビーシッターを1時間150円で使えます。
この事業は、都と区市町村が連携して実施しています。実施しているか、条件がどうかは、お住まいの区市町村で違います。 以下は大田区の令和8年度の案内(2026年8月1日更新)を例にしています。必ずお住まいの区市町村の案内で確かめてください。
この記事のポイント
- 0〜2歳児クラスで「入所保留」になった子どもが対象
- 利用料は1時間150円。都の認定を受けた事業者のシッターを使う
- 産休・育休中は対象外。復職して働いている間に使う
- 認可外保育園と一緒に使うと、区の認可外の補助が受けられなくなることがある
だれが使える?
大田区の案内では、次のすべてに当てはまる人が対象です。
- 区内に住んでいる
- 0歳児〜2歳児クラスで、認可保育園などの入所保留になった
- 保育所などに在籍していない
- 保育の必要性の認定(教育・保育給付認定)を受けていて、有効期間内
- 産休・育休中でない
- その年度に、内定の辞退や申し込みの取り下げをしていない
育休中に申し込んで保留になった場合は、復職してから使います(大田区では、復職日から1か月以内に「復帰証明書」の提出が必要)。
いくらで、どれだけ使える?
- 利用料
- 1時間150円(税込)
- 使える日
- 月曜〜土曜(日曜・祝日・年末年始を除く)
- 使える時間
- 午前7時〜午後10時のうち
保育標準時間の認定:1日11時間・月220時間まで
保育短時間の認定:1日8時間・月160時間まで - 期間
- 認可保育園に入れるまで(大田区では令和9年3月末まで実施予定)
150円のほかにかかるもの:上限を超えた時間の料金、入会金、シッターの交通費、キャンセル料、保険料などは対象外です。 また、保護者が仕事を休んだ日は対象外です。
手続きの流れ
- 入所保留になると、区から「対象者確認書」が届く(大田区では保留通知とは別に郵送)
- 東京都福祉局のページで認定事業者を確かめ、希望する事業者に空きを問い合わせる
- 事業者から説明を受けて契約する(複数の事業者と契約できる)
- 区の窓口で、専用システムのアカウントを申請する
- 使うたびに、システムが出す「助成券コード」をシッターに伝え、150円分を払う
申請から使い始めるまで、最大1か月ほどかかることがあります。 保留の通知が届いたら、認可外保育園探しと並行して早めに動くのがおすすめです。 シッターの空きが保証されるわけではありません。
認可外保育園と、どちらを選ぶ?
大田区の案内では、この事業と認可外保育園などを一緒に使った場合、認可外の利用料は区の認可外の補助(保護者負担軽減補助金)の対象外になると書かれています。 どちらを中心に使うかで、受けられる補助が変わることがあります。
- 認可外保育園:毎日決まった時間に預けたい、ほかの子どもと過ごす時間を作りたい
- ベビーシッター:近くの園に空きがない、勤務時間が日によって違う、自宅で見てほしい
迷ったら、区の保育の窓口で「この事業と認可外の補助を両方使えるか」を聞いてください。
シッターを選ぶときに
こども家庭庁が「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」を公表しています。 事前の面談、緊急時の連絡方法、保険の有無などを確かめてから契約しましょう。 都の認定事業者でも、契約の内容は事業者ごとに違います。