保育園の「指数(点数)」のしくみ
認可保育園は、申し込みが定員を超えると「指数」の高い順に内定します。先着順や抽選ではありません。 指数は、保護者それぞれの働き方などで決まる点数と、家庭の事情で足し引きする点数の合計です。 ここでは世田谷区の基準表を例に、しくみをまとめます。点数の付け方は区市町村ごとに違うので、お住まいの基準表もあわせて確かめてください。
この記事のポイント
- 指数=保護者2人の「利用基準指数」+家庭の事情の「調整基準指数」
- 世田谷区では、週5日・週40時間以上の就労で1人50点(上限)
- 認可外などに有償で預けて働いていると加点する区がある
- 同じ点数のときの順番も決まっている。希望園の数や順位で有利・不利にはならない
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指数は「基準」と「調整」の合計
世田谷区では、保護者それぞれについて利用基準指数(50点まで)を出して合算し、そこに調整基準指数を足し引きした合計で選考します。 点数は原則として申込締切日の時点の状況で決まります。
区のよくある質問にある計算の例:母が週5日・週35時間の就労で40点、父が週5日・週40時間の就労で50点、 子どもを認証保育所に有償で預けていて+6点、合計96点。
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働く時間ごとの点数(世田谷区の例)
| 就労(外勤・自営) | 利用基準指数 |
|---|---|
| 週5日以上、かつ週40時間以上 | 50 |
| 週5日以上、かつ週37時間以上 | 45 |
| 週4日以上、かつ週35時間以上 | 40 |
| 週4日以上、かつ週30時間以上 | 35 |
| 週3日以上、かつ週25時間以上 | 30 |
| 週3日以上、かつ週20時間以上 | 25 |
| 週3日以上、かつ週16時間以上 | 20 |
| 月48時間以上 | 15 |
- 就労の時間に通勤時間は含まない。休憩時間は含む
- 就労の内定・開業予定は、週5日・週37時間以上でも30点
- 求職中は10点(入園できても期間は3か月。求職中の申し込み)
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家庭の事情で足し引きする点数(世田谷区の例)
| 条件(抜粋) | 調整基準指数 |
|---|---|
| ひとり親世帯など | +20 |
| 申し込む子の産休明け・育休明けの予定 | +5 |
| きょうだいが在園中・同時に申し込み中 | +5(多胎児は+6) |
| 認証保育所・ベビーシッターなどの認可外、幼稚園の預かり保育に有償で預けている(月96時間以上) | +6 |
| 同上(月48時間以上96時間未満) | +5 |
| 2歳までの区内の認可の園を卒園し、続けて申し込む | +20 |
| 区外に住み、勤務地が区内 | -10 |
認可外に預けて働く加点は、申込締切日の時点で産休・育休から復職していることが条件で、受託証明書(園が書く書類)が要ります。 育休明けの加点(+5)とは重ねて付かず、高い方が付きます。認可外から認可へ移るには
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同じ点数になったときの順番(世田谷区の例)
- 2歳までの区内の認可の園を卒園した子(調整基準の+20に当たる世帯)
- 利用基準指数(調整を足す前の点数)が高い世帯
- 保育料の階層が低い世帯(住民税の所得割の額が低い順)
- 認可外に有償で預けている期間が長い
- 世田谷区に住んでいる期間が長い
- 理由の種類の順(不存在等→疾病・障害→就労→介護→出産→就労内定→求職→就学等)
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よくある誤解
- 希望園をたくさん書くと不利? → 世田谷区は「希望園の数や順位で有利・不利にはならない」としています。指数の高い人から順に、第1希望から当てはめていきます
- 早く申し込む・何度も相談する・嘆願書を出すと有利? → 先着順ではなく、相談の回数や嘆願書でも変わらないとしています
- 何点あれば入れる? → 区は園ごとの指数を公表しておらず、空きと、同じ園を希望するほかの人との比較で決まるとしています
- 空きがない園は書いても無駄? → 空きがない園も希望できます。退園で空きが出ても、締切までに申し込んでいないと選考の対象になりません